お正月恒例の箱根駅伝

50代の興味

昨年は”箱根駅伝100回目”という記念すべき年でしたが、今年は”昭和100年”というこれまた記念すべき回の箱根駅伝、この記念すべき2025年の箱根駅伝は、どの大学が頂点に立つのでしょうか。

箱根駅伝の誕生

1917年(大正6)に、読売新聞社が協賛イベントとして企画した『京都三条大橋と東京・上野不忍池』間で行われた(日本で初めての駅伝となる)”東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走”。
京都―東京516キロを23区間に分け、三日間、昼夜兼行で走り継ぐ壮大な”たすきリレー”。
この東西対抗で行われたレースは大成功を収め、これが箱根駅伝の”原型”となりました。

箱根駅伝の歴史

箱根駅伝は、1920年(大正9)に始まり、今年(2025年)で101回目を迎えました。
100年の歴史の中でも、戦時中1941、42年、44~46年の5年の空白期がありました。
1943年(昭和18年)は、”関東学徒鍛錬継走大会“と名称を変え、戦勝を祈願して靖国神社から箱根神社間を往路した大会は第22回箱根駅伝大会として数えられています。

テレビの生中継放送は、長い間、箱根山中の電波障害のため実現は困難でしたが、日本テレビは山中に無線基地を設置して電波を飛ばすことで克服し、1987年から生中継がスタート。
以来、視聴率は20%を越す高い数字をマーク。平均視聴率の過去最高は、コロナ禍だった2019年の95回大会の復路32.1%、瞬間視聴率は約38%近くをマーク、お正月には欠かせない国民から愛されている大会といえるでしょう。

箱根駅伝の決まり

関東学生陸上競技連盟加盟大学のうち、前年大会でシード権を獲得した上位10校と、10月の予選会を通過した10校関東学生連合を加えた合計21チームが出場します。

東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競う、学生長距離界”最長の”駅伝競走なのです。

関東学生連合チームは本大会の出場権を得られなかった大学の中から”本大会出走経験のない選手”1校1名ずつの予選会上位16名で構成。
関東学生連合チームは、オープン参加である為、個人記録は有効な記録ではあるけれど順位は付かず、チーム・個人ともに参考記録となるのです。

もこ
もこ

関東学生連合チームは、出場できることに意義があるのかもしれないですね!

12月29日に1区から10区までの10名と補欠枠6名の区間エントリーを行うことになっています。
補欠枠は怪我や体調を崩す選手が出た場合に備えたものだけでなく戦略的に使う場合があるといいます。補欠枠の選手はレース開始1時間前の最終エントリーどの区間にでも入ることができるからです。ただし、一度1区から10区の間にエントリーされた選手は、他の区間に再エントリーすることはできませんので、各校の監督はぎりぎりまで頭を悩ませ、選手の体調を見ながら、最終オーダーを決めるのです。

これまでの成績

  • 1回(1920年) 東京高等師範学校
  • 2回(1921年) 明治大学
  • 3回(1922年) 早稲田大学
  • 4回(1923年) 早稲田大学
  • 5回(1924年) 明治大学
  • 6回(1925年) 明治大学
  • 7回(1926年) 中央大学
  • 8回(1927年) 早稲田大学
  • 9回(1928年) 明治大学
  • 10回(1929年) 明治大学
  • 11回(1930年) 早稲田大学
  • 12回(1931年) 早稲田大学
  • 13回(1932年) 慶応義塾大学
  • 14回(1933年) 早稲田大学
  • 15回(1934年) 早稲田大学
  • 16回(1935年) 日本大学
  • 17回(1936年) 日本大学
  • 18回(1937年) 日本大学
  • 19回(1938年) 日本大学
  • 20回(1939年) 専修大学
  • 21回(1940年) 日本大学
  • 22回(1943年) 日本大学
  • 23回(1947年) 明治大学
  • 24回(1948年) 中央大学
  • 25回(1949年) 明治大学
  • 26回(1950年) 中央大学
  • 27回(1951年) 中央大学
  • 28回(1952年) 早稲田大学
  • 29回(1953年) 中央大学
  • 30回(1954年) 早稲田大学
  • 31回(1955年) 中央大学
  • 32回(1956年) 中央大学
  • 33回(1957年) 日本大学
  • 34回(1958年) 日本大学
  • 35回(1959年) 中央大学
  • 36回(1960年) 中央大学
  • 37回(1961年) 中央大学
  • 38回(1962年) 中央大学
  • 39回(1963年) 中央大学
  • 40回(1964年) 中央大学
  • 41回(1965年) 日本大学
  • 42回(1966年) 順天堂大学
  • 43回(1967年) 日本大学
  • 44回(1968年) 日本大学
  • 45回(1969年) 日本体育大学
  • 46回(1970年) 日本体育大学
  • 47回(1971年) 日本体育大学
  • 48回(1972年) 日本体育大学
  • 49回(1973年) 日本体育大学
  • 50回(1974年) 日本大学
  • 51回(1975年) 大東文化大学
  • 52回(1976年) 大東文化大学
  • 53回(1977年) 日本体育大学
  • 54回(1978年) 日本体育大学
  • 55回(1979年) 順天堂大学
  • 56回(1980年) 日本体育大学
  • 57回(1981年) 順天堂大学
  • 58回(1982年) 順天堂大学
  • 59回(1983年) 日本体育大学
  • 60回(1984年) 早稲田大学
  • 61回(1985年) 早稲田大学
  • 62回(1986年) 順天堂大学
  • 63回(1987年) 順天堂大学
  • 64回(1988年) 順天堂大学
  • 65回(1989年) 順天堂大学
  • 66回(1990年) 大東文化大学
  • 67回(1991年) 大東文化大学
  • 68回(1992年) 山梨学院大学
  • 69回(1993年) 早稲田大学
  • 70回(1994年) 山梨学院大学
  • 71回(1995年) 山梨学院大学
  • 72回(1996年) 中央大学
  • 73回(1997年) 神奈川大学
  • 74回(1998年) 神奈川大学
  • 75回(1999年) 順天堂大学
  • 76回(2000年) 駒澤大学
  • 77回(2001年) 順天堂大学
  • 78回(2002年) 駒澤大学
  • 79回(2003年) 駒澤大学
  • 80回(2004年) 駒澤大学
  • 81回(2005年) 駒澤大学
  • 82回(2006年) 亜細亜大学
  • 83回(2007年) 順天堂大学
  • 84回(2008年) 駒澤大学
  • 85回(2009年) 東洋大学
  • 86回(2010年) 東洋大学
  • 87回(2011年) 早稲田大学
  • 88回(2012年) 東洋大学
  • 89回(2013年) 日本体育大学
  • 90回(2014年) 東洋大学
  • 91回(2015年) 青山学院大学
  • 92回(2016年) 青山学院大学
  • 93回(2017年) 青山学院大学
  • 94回(2018年) 青山学院大学
  • 95回(2019年) 東海大学
  • 96回(2020年) 青山学院大学
  • 97回(2021年) 駒澤大学
  • 98回(2022年) 青山学院大学
  • 99回(2023年) 駒澤大学
  • 100回(2024年) 青山学院大学
  • 101回(2025年) どの大学になるか!? 

2区が”花の2区”と言われるのはなぜ?

長年の間(82回大会で小田原中継所の場所が変更になるまで)2区は、箱根駅伝の最長距離区間であり、今も平地区間では最長であるというのが1つの理由。
2つ目の理由は、1区のスピードランナー達が僅差で中継所に飛びこんでくるため、序盤の流れを引き寄せたい各校は、エースを投入する事が多く、現に歴代の名選手達がこの2区を走っているという歴史もあるのです。

外国人留学生を投入することも多い区間でもあるようです。

後半にアップダウンの厳しい2つの上り坂が各校のエース達を苦しめ、過去に「ごぼう抜き」や「ブレーキ」など数多くのドラマを生んでいます。

箱根駅伝というブランド力

新年早々恒例の箱根駅伝、出場選手は有名になると同時に、将来は決まったもの。
就職も直ぐに内定するといいますから、箱根駅伝出場は本人にも大学にもブランドがつくのです。
厳しい練習や自己管理を乗り越えた結果、箱根駅伝選手に選ばれる訳ですから、大いに納得できます。
本人はもちろんのこと親御さん達も誇らしいことでしょう。

箱根駅伝で刺激をもらった中学・高校の若い少年達は、箱根駅伝出場選手になることを目標にブランドがついた大学、関東の大学を目指すのです。

まとめ

出場選手が走っている最中に、その選手の出身高校も紹介されていますが、駅伝に強い大牟田高校出身の選手が多いことが、個人的に毎度嬉しく誇らしく思っています。
何故なら、私は大牟田高校の出身ではありませんが、大牟田市出身なのですから。

各々選手の皆さんには、昨年から今日までの練習の成果を存分に発揮できる走りを願っております。
頑張ってくださーい!

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