メジャー史上初、50本塁打-50盗塁を達成した大谷翔平選手。日本の誇りどころか世界の誇りと言っていい。スポーツ界の歴史に名を刻む逸材となった。
初老の視点で真っ先に思うことは、どのように生まれ育ってきたら彼のようになれるのだろうである。誰でも思うことかもしれないが、大谷翔平選手の親と同じ世代になるからだろうか。笑
調べてみたくなった。
超一流を育てた親たちの姿勢に共通点があった
大谷翔平選手だけでなく、藤井聡太、内村航平、錦織圭、羽生結弦、杉山愛など
超一流を育てた親たちの振る舞いの共通点は、
- 頭ごなしに怒らない
- 子供の考えを否定しない
- 好きなことを妨げない
- 期待はしすぎない
- やめたいと言い出したら反対しない
- 他の子と比べない
『いい学校に合格するために塾に通わせる。音楽の素養を身につける為にピアノを習わせる。子育ては足し算の発想になりがちだが、超一流を育てた両親の振る舞いは、何をするかではなく何をしないかに深く注意を払っていることがわかる。』(心理学者:河合隼雄氏の言葉)
頭ごなしに怒らない
なぜできないのか、お前はダメだと言われた瞬間から子供は強烈なコンプレックスとなり、自尊心を失う。これは成長し大人になっても深い傷のまま残っていることが多く、自尊心が低いことで社会で本来の実力が発揮できなくなることがある。
好きなことを妨げない
藤井聡太の両親は子供が何かに集中している時は絶対止めないように心がけたという。普通であればご飯の時間だよ、お風呂に入りなさいなど生活のリズムに合わせて中断させるところだが、本人の区切りがつくまで声をかけなかったそうだ。
大谷選手の父は、やりたいことを楽しくやらせるがモットーで野球の練習をしろと注意することは一切なかった。練習の無理強いはせず、家庭は明るい雰囲気を保つことがポイントだったようだ。
他の子と比べない
あの家の子はスポーツも成績も良くて羨ましいなどと言われた子供の自尊心は深く傷つきます。チームメイトをライバル視することは悪いことばかりではありません。ライバル視することで飛躍的な成長をするかもしれないが、それを見定めるのは子供自身なのだ。親は自分の子の可能性を誰よりも信じてあげるだけでいいのだ。
夫婦の誓い
大谷選手は幼い頃から”160kmを投げる”、”メジャーに行く”などと大それた目標を臆することなく口にしていたというが、その背景には子供が思ったことを大人の顔色を窺わずにものが言えるようにと願う両親の深い考えがあった。それは、子供の前では絶対夫婦喧嘩をしないこと だという。親が喧嘩をすれば、居心地が悪くなり、顔色を窺うようになる。家庭の雰囲気をいつも朗らかにし、子供たちが話したいことをなんでも話せる空気を作ったという。
確かに、親の喧嘩は、家庭内が暗く重くなりますもんね
まとめ
間違いなく子供は親より経験が少ない。が故に、生まれる大人の発想。
子供とは・教育とは、こうでなければならない、世間に足並み合わせるといった大人の物差しで子供を見るのではなく、親の愛情とは、何をしないか(=自立させる)を考えることが大きなテーマ。
親が”しない”姿勢は子供の個性を大きく伸ばし育てるのだろう。
来生で子供を産み育てるミッションがあれば、この子育て法は忘れないようにしたい。笑