ニュースで、日本マクドナルドは多様な人材が活躍できる環境づくりの取り組みの一環として、店舗アルバイトスタッフのアピアランスポリシーを改訂、髪色の自由化を発表。
多様化につながる未来
日本マクドナルドは、店舗スタッフの身だしなみ項目基準について、髪・爪・ユニフォームなどを設けているが、
今回、髪色に関する制限をなくした。
『髪色を自己表現の1つとして自分らしい働き方をしてほしい、ポジティブに仕事に取り組んでほしい』という願いだ。
同アピアランスポリシー改訂前のテスト導入店舗では、「好きな髪色にすることで、より仕事へのモチベーションが上がった」「自分らしさを認めてもらえているように感じた」「より会話が生まれ、活気ある良い職場になった」という明るい声が上がり、
日本マクドナルドは、自分らしく働ける場として、働いているスタッフの友人紹介などで、昨年より約3倍のスタッフ採用に繋がったという。
ダイバーシティ(多様性)って?
ここ数年でよく耳にするようになった、ダイバーシティ(多様性)。
障がいのある人、LGBTQなどの性的マイノリティ、高齢者の雇用、女性の活躍促進、など社会を取り巻く多様性における課題への取り組みが世界中で推進されている。
そして多様性社会とは、どんな属性・特性の人も、誰もが自分らしく生きられる社会なのだ。
日本では、多様性社会にどれだけ取り組み近づいているのか
欧米諸国と比べ、島国である日本は移民の受け入れが少なく、和を重んじる文化ゆえに多数派に合わせる姿勢が多いこと等から、マイノリティに対する配慮、尊重が軽視されがちな傾向。
現在の日本の障がい者数でいえば、国民の約8%(参考:障害者状況/内閣府)で約900万人以上、日本に住む外国⼈は、約280万人以上(参考:令和3年6月末現在 在留外国人数/出入国在留管理庁)。
障がいのある人、外国人に限らず、昨今は、日本でも多様なマイノリティの認知、共生社会への意識が高まってきていると言えますが、まだまだ視野が狭い気もします。
そんな中、日本マクドナルドの髪色自由化。
大手企業の取り組みは大きな話題となります。今回の自由化はちょっとしたことだけれど大きな一歩かもしれない。
七色髪の店舗スタッフさんが、
満面の笑みで「いらっしゃいませ」と言ってくれたら新鮮かもしれない。
遊び心は重要
業務の効率化ばかりを優先していると、お客様間、職場間のコミュニケーションの余裕がなくなりがち。
もっと遊び心を持つことで余裕も生まれる。
自ずと、サービス向上、付加価値へとつながり、より利益を大きくしていくのではないだろうか。
まとめ
企業だけの取り組みだけでなく、個々人が認識をアップデートしていく必要も大いにありますよね。
企業が”髪色の自由化にした”としても、客が”飲食店に勤める者はこうでなければならない”なんて古臭い感覚では、社会はいつまで経っても変わらないのだ。
人生の先輩たちも一緒に変えていかなければ。
初老である自分も柔らかい脳みそで生きていくと今ここで誓う。笑